再婚するにあたり変わった男性への条件

今回ご紹介するのはNさん(27歳で結婚、32歳で離婚)の実体験です。
初婚の時とは男性に対する見る目や、中学生の子連れで再婚を考えるにあたって変化した男性への価値観についてご紹介します。
夢だけしか見れなかった初婚当時
初婚の時は、相手の男性に求めるもの:それは性格や価値観が合って一緒に居る時間が楽しい、自分を大事にしてくれる、誕生日やクリスマス等のイベントも大事にしてくれて、プレゼントなど必ず用意してくれる、といったいわば「紳士」であり「王子様」を求めていました。
かといって、それほど相手の男性に「経済力」を求めてはいませんでした。
自分自身もバリバリ仕事をしていたのでお金に困る事はありませんでしたし、普通に働いている男性で、自分より経済力があれば、それでいいかな、という程度です。
お互いの考え方の違いやすれ違いで、結婚当初にあった魔法の様な幸福感は徐々に日常化してゆき、自分のやり方に私を従わせようとする主人に少しづつ冷めていってしまい、結果、別れる事になりました。
私には娘が1人います。離婚は主人が受け入れたくなかった為になかなか進まず、ようやく正式に離婚が決定した時には、疲れてしまっていて、「再婚」なんて将来期待も希望もしていない、というのが正直なところでした。
娘も大きくなり、中学生になった今、大分手がかからなくなり、仕事もやりやすくなってきた今、もうすぐ40代に突入するのですが、周りで自分よりも高齢の方が幸せな再婚をされた方もいて、「再婚」かぁ・・・と少しオプションとして考える様にもなってきています。
一番の理由は、やはり娘がこれから高校、大学へと進学してゆきますが、まだまだ子供です。
もしも私に何かあったら・・・
と考えると不安な気持ちがあります。
今までは大変ながらも愛する娘との二人っきりの時間は貴重で、幸せでした。
でも、娘の事も、私の事も護ってくれる様な男性がいたら・・・
となんとなく淡い希望を描く様にもなりました。
女で1人でここまで頑張って来ましたし、いまさら再婚も娘が混乱するだろうかと、反対に思いとどまる気持ちもあります。
再婚を考える際に相手の男性に求める条件
もし再婚をするとすれば、相手の男性に求める条件は、一度目の結婚の時よりも違っています。
まず、「経済力」がとても大事です。
20代の頃は、お金、お金と結婚相手に求める女性を、あさましいと思っていたのが正直な気持ちで、愛があればお金なんて・・・
と本気で思っていた夢見る夢子ちゃんな所もあったのですが、娘を1人で育てている今、「お金」がどれだけ大切なものなのか、どれだけの時間と労力と選択をお金が解決してくれるのか、身をもって知りました。
ですから、持ち家がある人だとか、家を買う能力がある人だとか、貯金や資産運用について世間一般以上はしっかりと考えていて行動を起こしている人、と相手に希望する具体的な「経済力」についてのイメージすら持っています。
そこまでしっかりしている人で無いと、私と娘を護る事なんてできないと思っています。
子持ちで再婚は普通で考えると難しいというか、ハンデになり得るのでしょうが、気持ちとしては私はそれほど気にしていません。
これが私と娘のありのままの現在の姿であり、現実なのです。
娘が居てくれたからこそ、頑張って来られたし、娘の与えてくれた幸福は、かけがえのないものです。娘が居てくれて良かった。
これで幸せはある意味完結しているのですが、より上の幸せが、再婚を通して娘と私にもたらされるのであれば、という事が大前提で、再婚もいいかもしれないな、と考えています。
経済力の他の絶対条件は、娘を大事に思い、大切にしてくれる事。思春期の娘ですので、大人の気持ちなんかにも敏感に反応するのだと思います。
なので、娘が嫌がる相手なら、いくら自分が気に入った人でも、NGです。
娘も、私もこの人と一緒に生活をしたら幸せだ、と思える相手、そして、相手の男性にはその反対に、娘と私と一緒に生活をする事が幸せだ(娘がいなければ、と子供を邪魔に思う気持ちが少しでもある人は絶対に無理です)と思える器の大きな男性であることを求めまています。