最悪だった初婚の経験が幸せな再婚への糧となった

再婚したい女性が考える2度目の結婚に対する考え方は多種多様ですが、結婚観について様々な視点を知ることは、自分の理想とする夫婦のあり方のヒントになります。

今回は 最初の結婚では年齢の離れた男性と結婚したLさん から頂いたエピソードを紹介させて頂きます。

失敗だらけだった最初の結婚で一緒になった男性

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私が最初に結婚した相手は年齢がだいぶかけ離れていました。

年齢が上ということで、相手の男性は(きっと)豊富な知識を持っていて、心も余裕がある男性なのではないか、と考えていました。自分自身にも良くない部分があったのかもしれませんが、相手を選ぶ目を養っていたわけではありませんでした。

当時の私は、友達が次々と結婚してゆく中、自分が一人取り残されていると思い、結婚に対して焦りが、いつもどこか心の中でうずくまっているような状態でした。

そのため、前の夫と初めて出会った時には、”年齢差”についてはかなり気になっていましたし、相手がバツイチで子持ちであるということもあって、『この人とお付き合いして大丈夫なのかなぁ』、という不安を強く持っていました。

ただ、自分を過小評価するわけではありませんが、私は、(こんなことを言うのは自分でも悲しいですが)多くの男性からモテるタイプではありません。

ですので、自分のことを相手にしてくれる男性、というのはそれなりに数が少ない希少性の高い方になります。高校生の頃から、異性との恋愛においては、危機感というか危惧が圧倒的に心の中を占めていました。

そんな風に、自分に自信がモテなかったことで、気になる点をいくつも持っていた男性でありながらも、その人を選んでしまった、というのが、最初に結婚した時の失敗の最大の理由だったと、今は思っています。

特に、母からは初婚で結婚した男性のことについては結婚前から酷く悪く言われてしまいました。

確かに相手はバツイチで子持ちである上に、見た目にも年齢以上の老け込みかたをしていました。ただ、あらゆる常識や秩序が欠如している部分があったり、思った以上にだらしない部分があったということは、結婚後に知った事でした。

その頃の私は、どちらかというといいかげんに生きている方でしたし、そういった生き方の部分で共通点がある、という点においては、一緒にいる相手として、『気持ちが楽だった』という部分は強くあります。特に、お互いに幼少期に苦労しているという点においては、傷の舐めあいのような感じではありましたが、共感し共有できることで、お互いに分かり合えている気持ちになっていました。

そんな状況だったので、この年上の男性との繋がりを持ってしまったという部分もあります。

しかしいざ結婚してみると、(自分も結構ルーズですが)自分以上にお金のことや将来のことについて、まともに考えてない部分が見えてくるようになってきました。

もう少しだけでも几帳面な性格であったのならば、なんとかなったのかな、とも思うのですが、借金を抱えている上に我儘で、だんだん私に対してもモラハラ的な面が強調されるようになり、徐々に夫婦関係が悪くなっていきました。

そのため、このままずっと結婚生活をしていても、どんどん関係が悪くなってくるのではないか?と、怖くなり、何度か話し合い(というかケンカ)もしたのですが、改善の余地が見られなかったので、最終的にはその男性との離婚を決意して別れました。

そんな私が、再婚するとは夢にも思っていませんでした。

バツイチの経験が男性を見る目を養ってくれた

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初婚の相手の悪影響が強く、”結婚”に対する考え方はバツイチになった後に大きく変わりました。

そもそもまず、再びまた結婚するかどうかということも頭の中に全くないような状態でした。

私の父親も相当だらしない人で、母は常にそれに悩まされていたので、『男性っていうのはみんなこんな感じでどうしようもない生き物で、結婚しても自分は結局不幸になるのだ』、と私も思っている部分もありました。

それでも、『結婚していない人は負け組』という考えから逃げたくて最初の結婚をしたのですが、結果的には充実した結婚生活を送ることができませんでしたので、離婚した今となっては、新たにまた再婚しよう、という意志自体が沸いてこないような状態だったのです。

再婚することを考えていたわけではありませんが、バツイチになった後の方が、声をかけてくれる男性というのは独身の時よりも増えていました。

不思議なものです。何故だかは自分でもわかりませんが、もしかしたら、私は見た目がとても幼いので、独身の頃には子供っぽくみえて魅力がなかったのかもしれません。

結婚がうまくいかなかった後には、男性の扱いに関してもある程度分かってくる分もありましたし、とりあえずは独り身であるという部分も自分なりには恥ずかしいと思うこともあり、結婚しなくても付き合う男性だけはそばに行った方が良いとも考えました。

それでも、初婚の失敗の経験から、自分よりもあまりにも年齢が高い人とは絶対に付き合いないと思いましたし、あまりにも私生活が乱れている人とは接点を持たない方が良いのではないかと思う部分もありました。

そして初婚から学んだことは、結婚すると、相手の知らない側面が沢山現れるということを知ったことです。

なので、お付き合いしている人と再婚を考えるようになった時には、同じ轍を踏まないようにするために、ある程度相手と同じ空間で暮らしてみて、生活リズムなどを良く知ることで、本当にその人と結婚できるかどうかということも検討しようと考えるようになりました。

幸いにも、私をとても想ってくれる男性がいたので、結果的にその方と再婚したのですが、その方とは、同棲生活を2年くらいしていたので、結婚する前から色々と価値観や将来のことについて話も合うこともできて、相手の細かな性格についても、結婚する前に多く知ることができました。

特別、『絶対に再婚しよう!』と心に決めて頑張っていたわけではありませんが、やはりパートナーが居るという事は幸せなことだな、と思っています。

私の場合は、バツイチの経験が男性を見る目を養ってくれたことが再婚の成功につながったと思いますが、できることならば独身時代にもっと男性と付き合って、独身時代に見る目を養っていれば初婚でも失敗しなかったのかな、と思うと、ちょっと悔しい気もします。

マリッシュ

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