子持ちの再婚はマイナスになるのか?

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息子連れで見事に再婚を果たしたRさんの再婚への道のりについてご紹介します。

30歳過ぎから子連れでも再婚に上手く成功できた成功です。

子どもに会ったときの彼の反応にビックリ!

バツイチ子持ちって、恋愛するときには「自分も幸せになりたいけれど、子どもが不幸になるくらいならやめておこう」みたいに、アクセルとブレーキ一緒ん踏んでるみたいな気持ちになることがありますよね。

とくに、再婚を前提にした真面目なお付き合いとなれば、子どもと彼との相性もありますし、今後自分に彼との子どもができないとも限りませんから、その子供と今いる子どもの相性とかも気になります。

私の場合は、30歳で離婚して、最初に恋愛した男性は私より19歳も年上でした。

彼は仕事が忙しくて、東南アジアの出張と日本とを行ったり来たりしている間に婚期を逃したと話していました。

そんな彼と、真剣に付き合うようになって、私の子どものことをちゃんと話し合ったのです。

当時、息子は5歳。もうすぐ入学というときでした。

まだ息子には会わせていなくて、写真だけを見せていたのですが、彼は「可愛いね」といつも写真を見るとニコニコしてくれていました。

その息子について話し合ったとき、いつにない真剣な顔で言ってくれた言葉が忘れられません。

「僕には一生子どもは持てないのだと思って、最近すごく寂しく感じていたんだ。Rさん(私)とKくん(息子の名前)のために、父親になれるならならせてほしい。頑張るから」

そう言った彼は、泣いているというほど涙は出ていなかったのですが目が赤くなっていて、真剣なプロポーズなのだとわかりました。

バツイチ子持ちの女性ならわかってもらえると思いますが、ここまで真剣に言ってもらって幸せな気持ちがある一方で、息子はどう思うのかという気持ちもあったんです。

それで、3人で会う機会を増やしていき、それから考えようという結論になりました。

初めて息子に会ったときの彼は、あの真剣なプロポーズのときと同じ複雑な表情でしゃがみ込み、息子と同じ目線になって「Kくん。僕はSです」と自己紹介しました。

息子も最初は同じように緊張していましたが、数時間もするとすっかり笑いあって遊んでいました。

息子の場合は、人懐っこい性格だったせいもあると思いますが、うちの場合は息子がいて良かったのかもしれないと思えるくらいです。

1年かけて、再婚を決めた理由とは

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彼と息子を会わせてから、私はずいぶん気持ちが楽になりました。

息子の友人にもバツイチのシングルマザーを持つ子どもが何人もいるらしく、「Kくんのママの恋人」などという大人っぽい言葉を息子の口から聞くようにもなり、息子もどんどん成長しているのだと感じました。

夏休みが来て、彼は仕事の休みの日にはそれはよく息子と遊んでくれました。前の旦那よりよほど息子を愛している感じです。

まだ小さいからと心配したのですが、「ふたりで釣りに行きたい。ママはいなくても大丈夫」と息子に言われたので二人を送り出しました。

その日は私も仕事が休みで、思えば離婚後はじめての自分のための自由時間でした。

好きな本を読み、時間をかけて夕食をつくり、本当に幸せな一日を過ごして、夕方に「ただいまあ!」と嬉しそうに帰ってきた息子の顔を見て、ああ、もう大丈夫、この人と結婚しようと決めました。

ずいぶんおじさんだから、息子はいやがるのかなとおもっていたのですが、年齢は関係ないみたいでした。

釣りから帰ったその日、

「絵日記書くね!『パパと』、って、書いてもいい?」

と言った息子を見た彼の目は、また真っ赤になっていました。

時間をかけて仲良くなったので、新しい家に引っ越しをするのも違和感なく、息子は自然に受け入れて私たちは再婚しました。

彼はその後も折に触れて、

「息子がいるなんて、夢みたいだ。嬉しい」

と言ってくれますし、息子も彼のことが大好き。いつもふたりで遊んでいます。

こんなにうまくいったのはたまたま運が良かったとわかっています。

他人の男との子どもを、誰もがこんなにかわいがることはできないと思うからです。

でも、気づいたら婚期を逃していたような仕事一筋の人や、子どもが欲しくても持つことができなかった人などに巡り合えることもあるのです。

人生って、本当に先のことがわからないものです。

マリッシュ

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