自分の再婚を機に前妻が子供と面会交流するのを拒否する方法

面会交流の拒否

離婚後、自分が子供を引き取り前妻が子供と面会交流している場合、自分が再婚しなければその形を変える必要はないと思います。

しかし、自分の再婚を機に再婚相手が子供と前妻の面会交流を拒否する状況になったら、難しい対応を迫られてしまいます。

この記事では、『自分の再婚を機に前妻が子供と面会交流するのを拒否する方法』について紹介します。

前妻の気持ちを確かめるところからスタート!

再婚相手が子供と前妻との面会交流を拒否する場合、前妻の気持ちを確かめるところからスタートする必要があります。

前妻との子供は、前妻を母親として面会交流しているため、再婚相手が面会交流を拒否したからといって、『直ぐに面会させない対応』は好ましくありません。

そのため、前妻に再婚相手の意向を伝え、『前妻がどう思い』『前妻がどのような対応を考えるか』などを確かめる必要があります。

前妻が子供との面会交流拒否を受け入れない場合

前妻に対し子供との面会交流拒否を伝え、それを前妻が受け入れない場合、下記のような対応が考えられます。

  • 強制的に子供との面会交流を拒否する。
  • 前妻に子供を引き取ってもらう。
  • 再婚相手に前妻と子供との面会交流を認めてもらう。

前妻の反応次第では、上記のような対応を迫られる可能性があるものの、再婚相手が前妻と子供との面会交流を拒否している段階だと、再婚相手を説得するのは難しいところです。

一方、離婚後自分が子供を引き取ったという状態を考えますと、前妻が子供を引き取る可能性は低いので、考えられる対応は強制的に面会交流を拒否する方法になります。

前妻の反応によって対応は変わる!

離婚当初は、経済的な理由で前妻が子供を引き取れない場合でも、自分が再婚する時は子供を引き取れる状態になっている可能性もあります。

そういった場合は、再婚相手の拒否する意思を考えますと、前妻に子供を引き取ってもらう方法が理想的です。

しかし、現在も前妻は子供を引き取れない経済状況の時は、今後の『希望』や『計画』を前妻から聞き、聞いた内容によって判断する対応が良いと思います。

前妻のタイプによって子供との面会交流拒否をする方法は変わる?

前妻と子供との面会交流を拒否する方法は、前妻のタイプによって変わってくると思います。

その理由は、前妻に落ち度がないにも関わらず面会交流を拒否する行為は、父親として好ましくないからです。

逆に、前妻に母親としての落ち度がある時は、『再婚相手を考えて』というより子供を考えて面会交流拒否をするべきです。

例えば、前妻の浮気が原因で離婚となり、現在も男性との交友関係が盛んな場合、再婚相手が前妻と子供との面会交流を拒否した時を機に、強制的に面会交流拒否をする選択もありです。

前妻が真面目に生活していて将来子供を引き取りたい場合

前妻が真面目に生活をしていて、将来子供を引き取る意思があるケースは、強制的に子供との面会交流を拒否する選択は避けたいところです。

この場合、再婚相手に前妻の気持ちを伝え、『将来的には前妻が子供を引き取るから、当面面会交流を認めて欲しい。』と再婚相手を説得する方法が良いと思います。

将来、前妻が子供を引き取る予定にも関わらず、面会交流を拒否するケースは少ないので、再婚相手から前妻と子供との面会交流を拒否される可能性は極めて低くなります。

再婚相手が前妻と子供との面会交流を拒否する理由は、『この先自分が母親になる』という自覚の現れとも言えます。

しかし、将来的には前妻が子供を引き取る予定なら、再婚相手が面会交流を拒否する必要性はなくなり、面会交流についての問題が解決します。

前妻と子供の面会交流を拒否する選択は子供の意見を考えた上で!

再婚相手が前妻と子供との面会交流を拒否したから、強制的に面会交流を拒否した場合、子供から下記のような反発が予想されます。

  • 再婚相手に対する憎しみ。
  • 父親に対する不信感。
  • 隠れて前妻と面会交流する(場合によっては、前妻の家に泊まる。)

子供の意見を無視した選択は、子供が可哀想なだけではなく、再婚後の家庭に亀裂を与える可能性も考えられます。

そのため、子供に対し『前妻と面会交流できなくなるけど良い?』などの確認をして、嫌がる反応を見せたら強制的に面会交流拒否をする選択は避けるべきです。

無理に前妻と子供との面会交流を拒否すると、子供は『自分と実の母親を無理矢理引き離した!』という怒りを再婚相手にぶつける可能性が危惧されます。

さらには、『父親が再婚したせいで実の母親と会えなくなった。』という思いから、父親への不信感が高まる可能性も考えられます。

子供が前妻との面会交流拒否を反対したら再婚相手に説得を!

子供に前妻との面会交流拒否を伝え反対された場合、選択としては前妻と子供との面会交流を継続する形が理想的です。

しかし、再婚相手は前妻と子供との面会交流を拒否しているので、再婚相手に対し理解を求める必要があります。

再婚相手を説得できない時はどうするの?

子供の気持ちを考えて、『前妻と子供との面会交流を認めて欲しい。』という話を再婚相手にしても反対されるケースもあります。

その際は、子供の気持ちを最優先にする対応が理想的で、『再婚相手に反対されても面会交流させる!』という意気込みが必要です。

人によっては、再婚相手の意見を最優先する人もいるでしょうが、子供に対し『離婚』や『再婚』のリスクを負わせた事実を考えますと、本来は子供の気持ち優先がベストな形です。

もちろん、再婚相手の意見に反する対応は、再婚相手との関係性にリスクを生じます。

しかし、自分が父親である以上、父親としての対応を優先するべきだと私は思います。

まとめ

『自分の再婚を機に前妻が子供と面会交流するのを拒否する方法』について紹介しましたが、この問題はかなり難しいところです。

その理由は、『前妻』『子供』『再婚相手』の意見全てを取り入れて対応する必要があるからです。

再婚相手から、前妻と子供との面会交流を拒否されている状況でも、人によって細かな部分に違いがあるので、当時者毎に適した対応が効果的な対応策になります。

ただし、共通している点は『子供を優先する対応』で、大人だけの世界で話を進める方法は避ける必要があります。

マリッシュ

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