再婚後、前妻に子供との面会交流を拒否された場合の対処方法
自分が再婚後、前妻から子供との面会交流を拒否された場合、何らかの対応をしないと今まで通り子供と面会交流ができなくなってしまいます。
難しい部分だけに、『どんな対応をすれば前妻は子供との面会交流を許してくれるのか?』と悩む男性もいると思います。
この記事では、『自分が再婚後、子供との面会交流を前妻に拒否された場合の対処方法』について紹介します。
前妻がなぜ面会交流を拒否するのか理由を聞く
前妻が子供との面会交流を拒否してきた場合、『拒否する理由』を聞いてから対処方法を考える流れが理想的です。
前妻から『拒否する理由』を聞く際は、幾つか着目したい部分があります。
子供との面会交流の場を心配しているか確認
自分が再婚後、子供との面会交流を前妻が拒否する場合、前妻は子供との面会交流の場を心配して拒否するケースがあります。
例えば、『再婚相手も子供との面会交流の場に来るのでは?』と前妻が考えると、子供の気持ちを考えて面会交流拒否を選択する可能性が考えられます。
その場合は、前妻の拒否理由が子供との面会交流の場を心配している時は、自分と子供だけで面会する方法を選択して、その旨を前妻に伝える対処が理想的です。
子供との面会交流を認める方法を前妻に聞く
子供との面会交流を認めてくれる条件方法を直接前妻から聞き出す方法は、その条件を満たせば良いのでまだ対処がしやすいです。
しかし前妻が何に対し不満を感じているかを把握できないまま、頭ごなしに
『何がなんでも子供との面会交流は許さない!』
と言われてしまうと、前妻が納得する条件を知ることは困難となり、なんとか説得する形で子供との面会を実現させることになります。
前妻が子供との面会を拒否した場合の対処をする際は、前妻が『拒否する理由』や『妥協点』を最初に把握するのが最も効率的なので、逆上して自分の意見を主張するよりも、前妻の意見を聞く形から入るのが大切です。
子供の気持ちを確認した上で前妻と話し合う
自分が再婚をした後も、前妻との子供と面会交流を継続したい場合、子供の気持ちを考慮することは大切です。
離婚後も良好な関係を子供と築くことができていても、再婚を機に『違う女性と再婚した父親とはもう会いたくない!』とか『父の再婚相手の女性と会う可能性があるなら父親とも会いたくない!』など、子供の気持ちが変化する可能性があります。
そのような子供の気持ちを汲み取って前妻が面会交流を拒絶している場合は、子供の気持ちを考慮して面会交流をしばらく避ける選択肢の検討も必要かもしれません。
しかし、子供が面会交流を望んでいるのに、前妻だけが反対している場合は、子供の気持ちを組み込んだ上で前妻と話し合うのが良いでしょう。
前妻のタイプによって違いはあるでしょうが、子供が『父親に会いたい!』と言っているのに、何がなんでも面会交流を頭ごなしに拒絶する母親は少ないはずです。
この場合、前妻の気持ちを落ち着かせつつ、子供が父親に会いたいと思っていて、それを拒絶するのは子供の情緒教育の観点からも望ましくないこと説いて話し合う対処方法がおすすめです。
子供が面会交流を嫌がっている場合の対処法
子供が面会交流を嫌がっている時は、子供の気持ちを優先して面会交流を避ける選択肢も考慮すべきですが、子供が嫌がってもなお、子供の顔を見たい父親も多いことでしょう。
そのため、前妻だけではなく子供からも面会拒絶されると精神的なダメージは大きいものですが、なんとかして子供が納得する形で面会できる方法を考えたいところです。
子供が面会交流を嫌がる場合、前妻はそれを理由に面会交流の継続を拒否してくる可能性もあります。
そのため、再婚後も子供と継続して面会交流するためには、子供に自分の再婚に納得してもらい、子供の気持ちをケアするのが重要なポイントになります。
子供と面会交流する必要性を論理的に前妻に話す
自分が再婚した後、前妻が子供との面会交流を拒否してきた場合、『面会交流の必要性を論理的に話す』という方法も対処方法の一つです。
子供との面会交流は、下記のような理由からその必要性があると考えられています。
- 父親の愛情を子供に与える。
- 父親ならではの教育をする。
- 母親が与える楽しみとは違った楽しみ方を子供に与える。
- ひとり親家庭のリスクを軽減させる。
上記のような内容を前妻に話し、自分が子供に会いたい理由は、『単に自分が子供に会いたいだけではなく、子供のために良いことである』という点を主張して説明する理解してもらう対処方法が効果的です。
子供の『現状』や『将来』を考えますと、離婚後再婚をしたとしても父親としてやるべき責任は色々あるので、例え前妻が面会交流を拒否した場合でも、強く面会を訴えるべきです。
父親が父親としての責任を前妻に訴える対処方法は、前妻から面会交流を受け入れてもらいやすくなります。
実際、私も前妻が子供を引き取り再婚をしていますが、子供との面会交流は継続して行っています。
面会交流の目的をしっかり前妻に伝え、『子供第一』という点を強調したのが、前妻から面会交流を拒否されずに済んだのかもしれません。
私の場合、前妻の理解もあって上手くいっていますが、理解を得られないケースでも子供との面会交流の必要性を訴える対処方法は、前妻の心を動かすキッカケになるはずです。
ただし、『自分が再婚をした』という点を考慮する必要性もあり、自分の意見だけを前妻に押し付ける対応は避けたいところです。
まとめ
自分が再婚後、子供との面会交流を前妻から拒否された場合、感情的な対応をするケースもあります。
しかし、感情的な対応を前妻にすると、面会交流拒否の意思を強める原因になるので、感情的になってはいけません。
前妻と話し合うスタイルを維持して、拒否されても誠意を持って理解を求める対応が大切です。
一方、両親が離婚をしても子供にとって親に変わりはないので、子供の気持ちを十分配慮した対処が重要になります。