前妻の再婚後、子供との面会交流を拒否された場合の対処法

面会交流を拒否する前妻

前妻の再婚相手が前夫と子供との面会交流を反対している訳ではなくても、前妻が再婚相手の気持ちを配慮して、前夫と子供との面会交流を拒否するケースもあります。

しかし、前夫の立場からすると、実の子供と会えなくなる事態は避けたいので、前妻に対し面会交流の継続を認めて欲しいところです。

この記事では、前夫と子供が面会交流する『メリット』や『デメリット』を踏まえながら、『前妻の再婚後、子供との面会交流を拒否された場合の対処法』について紹介します。

前夫と子供が面会交流する『メリット』や『デメリット』とは?

前夫と子供が面会交流する場合、一般的にメリットの方が多いでしょうが、デメリットも考えられます。

メリットは、子供にとってプラスな内容がほとんどで、デメリットは前妻に対する内容が主流です。

前夫と子供が面会交流するメリット

前夫と子供が面会交流する場合、下記のような内容がメリットです。

  • 実の父親としての愛情を子供に与えられる。
  • 『離婚』『再婚』による子供への負担軽減に繋がる。
  • 前妻再婚後、新しい家族環境下での子供をフォローできる。

前妻の再婚後、自分と子供との面会交流を拒否された際は、上記のようなメリットを前妻に伝えながら話し合うと、前妻の面会交流拒否の意思緩和に繋がると思います。

前妻が再婚をすると、子供は新しい父親との生活が始まり、不安を感じるケースもあります。

新しい父親との相性によっては、子供に『ストレス』や『不満』が溜まるため、前妻が再婚した時は前夫が子供をフォローする対応が理想的です。

前夫と子供が面会交流するデメリット

前妻の再婚後、自分と子供が面会交流する場合、下記のようなデメリットが考えられます。

  • 前妻が再婚相手に気を使う。
  • 子供が前夫と一緒に暮らしたがる可能性がある。
  • 再婚相手と子供との距離感が危惧される。

前夫と子供との面会交流を前妻が拒否する時は、上記のようなデメリットを考えている可能性があります。

そのため、デメリットを前夫が考慮した上で、前妻に対し面会交流を認めてもらう話し合うが大切です。

再婚相手が前夫と子供との面会交流を拒否していないケースでも、前妻は再婚相手に対し気を使ってしまうので、前夫は『再婚相手』と『前妻』の両方を考えた対応が必要です。

一方、前夫と子供が面会交流をしている中で、子供は新しい父親がいない家庭環境を望む可能性もあります。

そうなると、子供は前夫との生活を希望するようになり、面会交流以上の責任を負う流れになります。

前夫は、子供を引き取る選択ができない場合は、前妻の面会交流拒否に対し強い姿勢で反対しない対応も必要になってきます。

面会交流のスタイルに着目した対処方法

前妻の再婚を機に、前夫と子供との面会交流を拒否してきた時は、面会交流のスタイルに着目した対処方法も考えられます。

例えば、前妻のスケジュールを優先しながら面会交流をするなど、前妻の新しい家族を配慮する対応は、面会交流を継続しやすくします。

逆に、前夫が『今日は子供と面会交流する日だから、何がなんでも中止させない!』という対応は、前妻の面会交流拒否への気持ちを強くさせます。

『柔軟な対応』と『子供優先の対応』が子供との面会交流を認めてもらうポイントに!

前妻の要求に対し柔軟な対応を前夫がすると、頑なに子供との面会交流を拒否する気持ちは弱くなります。

そのため、前妻が『明日は子供と面会交流しないで欲しい。』と言ってきた時は、柔軟に受け入れる対応がおすすめです。

一方、子供優先の面会交流方法は、前妻から反対されるリスクが低くなるので、自分が子供と会いたいから面会交流するのではなく、子供のために面会交流するスタイルが理想的です。

このスタイルを前妻に見せれば、前妻が再婚した場合でも、前夫と子供との面会交流を拒否してくる可能性は低くなると思います。

前妻が再婚しても子供の養育費を払う対処方法

前妻が再婚をしても、子供にかかるお金を養育費として払うと、前妻が前夫と子供との面会交流を拒否し難くなります。

私の兄は再婚していますが前妻も再婚していて、前妻との子供に対し現在も養育費を払っています。

兄の場合は、前妻の再婚相手に借金があり、子供のためを思い少額の養育費を払っていて、現在も子供と面会交流しています。

しかし、前妻が再婚する時、兄と子供との面会交流を拒否してきて、前妻の生活苦による兄への相談を機に、面会交流再開を認めました。

兄のようなケースは珍しいと思いますが、万が一前妻が再婚を機に前夫と子供との面会交流を拒否してきた場合、養育費を少しでも払う方法は一つの手段です。

再婚相手に対する気遣いにも繋がる

前妻の再婚相手の立場を考えますと、自分の子供でもないのに子供の『学費』や『生活費』などを払う現実に対し、不満を感じる人もいると思います。

そんな中、前夫が子供と面会交流をしていると、『子供を育てているのは自分だ!』という感情が湧いてきます。

そういった部分を前妻は配慮して、前夫と子供との面会交流を拒否してくる可能性もあるので、前妻が再婚した後でも少額の養育費を払う対応は、子供との面会交流拒否を防ぐ対処方法に繋がります。

まとめ

前妻の再婚を機に、前夫と子供との面会交流を拒否された場合の対処方法について紹介しましたが、再婚相手によっては強く面会交流拒否をするケースも考えられます。

しかし、『子供のために面会交流を継続したい!』という意思のもと前夫が行動すれば、高い壁も乗り越えやすくなります。

『子供と会いたい』という気持ちだけで子供と面会交流していると、前妻や再婚相手から面会交流を反対される可能性があるので、前妻の家族を配慮した対応も大切になってきます。

ただし、どんな理由があっても子供のためになる選択をする必要があり、選ぶ結果が子供の幸せに繋がるような選択がベストと言えます。

マリッシュ

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