再婚したいのに、なかなか再婚できない心の壁とは?
再婚したい!と思っていても、再婚の決意を固めるには、色々と悩みませんか?
なかなか決心がつかなくて再婚すると決めるまでに、時間が懸かったりしませんでしょうか?
10年のお付き合いを経て28歳の時に結婚し、32歳の時に離婚したSさん(男性)からお便りをいただきましたので紹介します。
離婚時にはカンタンにできると思っていた再婚
離婚した前の妻との付き合いは、10年近くなります。
長い付き合いの末に結婚したので結婚生活も上手くいくと思っていました。
しかし残念ながら、使うのと結婚するのは別物で、32歳の時に離婚してしまいました。
正直言って、離婚する時には私は32歳でしたし、男性は35歳くらいまでなら結婚・再婚できると聞いていたので、再婚できることに幾分か期待を持っていました。
再婚の場合のデメリットになりえると言われている子供もいなかったので、正直、再婚することについて、大した問題はないだろう、と甘く考えていました。
私が何か悪いことをしたため離婚に至った訳では無く、慰謝料等もなかったので、金銭面においても、大きな負担はなく、問題はないと思っていました。
なかなか再婚することができずにもがき苦しむ
しかし、いざ再婚しようと考え始めると、とても大きな問題がありました。
心理的な障壁と葛藤です。
結婚は、その相手と一生共に過ごすという、ある種の決意です。
そしてもちろん、離婚ありきで結婚する人なんていません。
必ず幸せになる!
結婚相手を必ず幸せにする!
と強く誓って結婚するものです。
そのため、前の結婚が失敗に終わったことは、相手にも自分にも心に大きな傷を残しました。
しかも、その相手と一緒にいた時間が長ければ長い分だけ、心のダメージは大きくなります。
私の場合、前の妻と共に過ごした時間が長かったので、人生における貴重な時間を浪費し、それが全て無意味に終わってしまったと感じてしまい、虚無感に襲われてしまったのです。
そして、もしかしたら次もまた結婚に失敗するのではないか?と考えてしまい、再婚を決意することが出来なくなってしまったのです。
心の葛藤が再婚の決意を鈍らせる理由とは
女性と付き合ってから結婚するまでというのは、かなりのプロセスを有します。
出会ってすぐに電撃結婚、という例も中にはあるかもしれませんが、大抵の場合は、ある程度の時間を有するものです。
出会いに始り、知り合ってから仲良くなる。お付き合いをする。そして結婚を意識するようになって、結婚する、というのが一般的ではないでしょうか。
結婚に至るまでには心のキャッチボールが必要です。
場合によっては結婚前に同棲するカップルもいらっしゃるでしょうし、結婚前からお互いの親との交流があるケースもあるでしょう。
そういった長いプロセスを経て、人は結婚に至ります。
一度そのプロセスを全て経験していると、ある程度計算できるようになります。
その相手と出会うために、どれくらいの出会いを繰り返してきたのか?
出会ってから結婚に至るまでにどれくらいの時間を要するのか?
その為に、どれくらいのエネルギーを費やすのか?
こうゆうことが分かっています。
しかし離婚によって、そういった過程のすべてが失敗ということになり、それまで使ってきた時間もお金も全て無駄になってしまったという失望の念に駆られるのです。
時を巻き返すことはできません。
そして、一度しっぱしていることがトラウマとなり、また同じ過程を経て再婚することに、どうしてもいいイメージを持てなくなってしまうのです。
結婚に至るまでの長い過程を耐えることができるか?
そもそも、バツイチなのに良い相手に巡り合えるだろうか?
出会いに恵まれても、また失敗するのではないか?
そういったネガティブなことを、どうしても考えてしまいます。
離婚という大きな失敗は、結婚にかける労力を再度投入することについて、無意識に精神面で大きなブレーキをかけてしまうのです。
そういったことがわかっているからこそ、離婚してからは、なかなか再婚をしようというエネルギーが湧いて来なかったのです。
再婚を決意することができた方法
結婚と一括りに考えても、100人いたら100通りの結婚があり、同じ結婚生活というのはありえません。
つまり、自分が2度目の結婚をしたとしても、前の結婚とは全く違うもののはずなのです。
結婚生活は、相手次第で大きくかわる、人間関係がおりなすものと言っても過言ではありません。
なので、違う人と結婚すれば100パーセント違う人生が待っているはずです。
異なる人との再婚は、新しい人生が始まるキッカケなのだ、と、前向きに考えることが人間としては自然なことのように思います。
一度結婚に失敗している分、自分は結婚に向いていないダメな人間なんだ!
と、自己嫌悪に陥りやすくなります。
絶対に幸せにする!と誓ったにも関わらず、4年足らずで叶えることができなかった為です。
しかし、相手が異なれば、また違う結果が待っていることでしょう。
新しい相手と、新しい人間関係が生まれ、それがどうなるのかなど、誰にもわからないのです。
人間は経験を重視しますので、以前失敗したことはまた失敗するかもしれないと考えてしまいがちです。
しかし相手も違いますし、ましてや自分自身も離婚を経験している分、以前の自分とは違います。
ある意味、失敗の経験値の分だけ、成長しているとも言えます。
大きなものを失ったが、その失敗のおかげで、次に成功を手に入れることができるという考え方もあります。
失敗は成功の母、と考えれば、離婚も必ずしも悪いということだけではありません。
離婚は人生において大きな喪失ではありいます。
でも、長い人勢で見れば、再婚した後の人生の方がもっと長いはずです。
このように考えることができるようになって、私は心理的な問題を克服することが出来ました。
私はまだ再婚で来ておらず、やっと再婚することを決意することができるようになった、という、再婚レースのスタート地点に立ったにすぎません。
でも、もしかしたら、私と同じように悩んでいる方もいるかと思い、少しでも私の体験談が役に立てばと思い、僭越ながらメッセージをお送りいたしました。
皆様のこれからの人生がより良いモノとなる事を願い、私自身も頑張っていきたいと思います。
次の結婚生活を素晴らしいものにすると信じて、再婚へのエネルギーと活力を維持して、私も再婚活動に励みたいと思います。