離婚後に前妻への養育費の支払いができない時の対処法

自分の生活をしながら養育費を支払うため、人によっては大変な時もあるでしょう。

私も養育費を払っていますが、離婚後の出費が多い時期には養育費の支払いが大変で、自分の生活をかなり切り詰めた思い出があります。

この記事では、養育費の支払いが大変な時の対処法について紹介します。

自分の生活費を削る対処法

養育費の支払いが大変な時は、自分の生活費を削ることも対処法の一つです。

『家賃』『食費』『嗜好品費用』などを節約の対象にすると、毎月けっこうな金額が浮いてくるので、可能な範囲から取り組むのも良いでしょう。

離婚後の効果的な節約方法とは

私は離婚後直ぐに家を借りましたが、養育費の支払いが大変で実家に帰りました。

実家は料理店を経営しているため、空いている時間に手伝いをする条件で、生活費なしにしてもらえたこともあり、養育費に回す金額をかなり増やせました。

実家にいる間貯められるだけお金をため、2年後の再婚と共に実家を離れましたが、再婚しても自分でお弁当を作って外食費を節約しています。

私のような環境のケースばかりではないので、節約できる範囲は人それぞれでしょうが、自分の生活費を削ることは大変な時期を乗り越える近道です。

無理な節約はするべき?しないべき!?

養育費の支払いが大変だからといって、無理な節約をすると長続きしないケースもあるので、可能な範囲から適度に節約することが大切でしょう。

無理をすると精神的に疲労が溜まり、楽しみのない毎日に嫌気がでて、悪い方向に進むケースも考えられます。

例えば、無理な節約が原因でやる気を失い仕事も失ってしまった場合、養育費を払うことすらできなくなるので、長い目で節約することが大切です

子供の面倒を可能な限りみる対処法

自分の空いている時間を子供のために使うと節約に繋がり、『養育費を待ってもらったり』『減らしてもらう』お願いができます。

養育費は止められない!

お金の返済と違い、『養育費を待ってもらう』『減額してもらう』という行為は、子供や前妻を苦しめることになります。

『養育費は止められない』という点を考えると、止めても大丈夫な対応をする必要があります。

例えば、夜の時間帯に可能な限り子供を自宅に呼び、一緒に晩ご飯を食べるというスタイルは色々なメリットがあります。

そのメリットは、『前妻が必要とする生活費軽減』『前妻が働きやすい環境を整える』などで、少しでもカバーできれば一時的に養育費を減らすお願いをしやすくなります。

仕事によって対応できない人もいるでしょうが、養育費の支払いが大変な時の対処法になるでしょう。

養育費を支払う代わりにできることとは

私の仕事は『朝から14時まで』『23時から翌1時まで』という不規則な勤務シフトのため、子供が学校から帰宅する時間帯はフリーでした。

養育費を減らす目的ではなく、ほとんど毎日子供を迎えに行き、『おやつ』『ご飯』『入浴』を済ませて前妻の家に届けていました。

前妻からすると体力的・経済的に楽になるので、『養育費はいらない!』と言ってきたこともあります。

しかし、養育費は払わないと子供が可哀想なため払いましたが、もし養育費の支払いが大変な場合は、とことん子供の面倒を見ることも良い対処法だと思います。

子供からしても、父親と過ごす時間が増えて喜ぶので、下手に無理なダブルワークをするよりはメリットが多いでしょう。

養育費が支払えないときでも決してやってはいけない事とは

養育費の支払いが大変な時に色々な対処法を考えるでしょうが、中にはやってはいけない対処法もあります。

養育費の支払いについて前妻に無理な相談をする

養育費の相場は、『子供の数・年齢』『受取側・支払う側の年収』などによって変わるため、はっきりとした数字ではないものの、子供1人2万円から8万円がおおよその数字です。

例えば、年収500万円の人が子供1人に対し、毎月7万円の養育費を支払っていた場合、『支払いが厳しいから相場の3万円にしてよ?』というお願いは、無理な相談でしょう。

その理由として、相場に合わせたら前妻や子供が厳しい生活になる可能性があるからで、養育費の相場に合わせる対処法は避ける必要があります。

養育費について前妻と後から争う

離婚の際に公正証書を作成した場合、養育費を払わないと強制執行される可能性があります。

そのため、養育費の支払いが大変な時に前妻と争うような対応は避けるべきで、公正証書がなくても前妻が納得できる対処法を選ぶ必要があるでしょう。

まとめ

養育費の支払いが大変な時は、収入を増やすことが1番手っ取り早い対処法でしょうが、収入を増やすことは中々難しいところです。

人によって『出来る事・出来ない事』は違うため、まずは出来る事から取り組むのが大切です

一方、養育費を『減らす』『待ってもらう』などの対処法は子供に影響を与えるため、これらの対処をする時はカバーできるような提案が必要になるでしょう。

前妻によっては、『養育費は待った無し!』という方もいるので、『養育費を減らす・止める』ではなく、支払える環境を生み出すような対処法が理想的です。

マリッシュ

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